木工家ウイ-クNAGOYA.2017

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今年も全国の元気な木工家が名古屋に集結!
様々な楽しい企画や展示が繰り広げられます。
詳しくは 
木工家ウイーク実行委員会

ぜひ お越しください。

ハナ ありがとう そして さようなら

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3月13日、ハナが静かに亡くなりました。

「ハナの言い分」も書けなくなってしまいましたが、
14年間、沢山楽しませてくれたことに感謝しかありません。
皆様にも 長きにわたり大変かわいがっていただき ありがとうございました。

 工房の窓辺近くで モクレンの花が沢山のつぼみを付けていたが
その日の朝は 三輪の花が大きく花弁を広げて咲いてくれた。
三月半ばとはいえ まだ肌寒い日だった。
前日は仕事で遅くなったので ハナは家に帰らず工房で合宿の身となった。
シャッターを開けると いつもなら すかさず「飯くれー!」と
飛び出してくるのに この日の朝はダンボール箱製の合宿小屋から顔を出して
どうしたの?と首をかしげるだけだった。

おもむろに外に出ると すでに目は見えないはずなのに
光を求めて 東の空と南の空方向を交互に眺めることをゆっくり繰り返している。
いつもと違う様子を感じながら 散歩したが
あまり歩きたがらないので 早めに切り上げ
毎日の日課である目ヤニ、耳垢、鼻ジワの垢と
いつもよりていねいに掃除してやった。
普段なら 「もういい加減にしてくれ」と嫌がるのに
されるままでおりこうさんをしている。
なんか変だなと思ったが
まっ、いいかといつもより奮発して缶詰ビーフの朝食とした。
それでも ふた口も食べると いつもの食い意地は どこへやら
また 空を見上げる仕草ばかり。
まさか・・・ とても嫌な予感が走った。
ハナ自身が 命の終わりを悟っているのではと思えてならなかった。

この日 私は木工機械を譲ってもらうため
工房全員で 岐阜県まで出向くことになっていた。
後ろ髪を引かれる思いで出かけることにした。
ハナの耳元で何度も「帰るまで ちゃんと待ってろよ!」と 
言い聞かせて出発したが とても心配だった。 
そして 車三台で出発した先で
思いがけぬアクシデントが起きた。
幸い 大事に至らずに事は収まったので 安心したが
その時 頭をよぎったのはハナの事だった。
心配は的中し、ハナが亡くなった知らせを受け取ることになってしまった。
言葉にならなかった。
 
工房に戻ると ハナは静かにいつものうつ伏せの姿のままだった。
ブラシで全身をきれいにしてやり毛布にくるんで自宅に連れ帰った。
最後の夜は住み慣れたいつもの小屋に入れてやりたかった。
翌朝 箱の中に入れ 庭の黄色水仙をそえてやり、斎場に連れて行った。
斎場では 慣れた担当者が重さを量り「はい、2000円ですね」と言いながら
レジスターで打ち出されたシートを差し出した。
なぜか ひと呼吸してから受け取ると 言うに言われぬ思いが込み上げて来て
声をあげて泣きたい気持ちを耐えた。

何か一区切りになってしまった気がしてならないが
幸い 忙しさに追われていることで助けられている。
いつか ハナの木彫を彫ってやりたいと思っている。

2017 塩津村 春展

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  4月8日(土)~16日(日)
       
      午後1時~6時


     塾生たちの力作もお楽しみに 
     お越しをお待ちしています。

ハナの言い分

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久々の登場に
安心してくださる読者がいてくださるのがありがたい。

1月15日 昔の人間は成人式とやらを祝う日だったらしい。
そういえば アタシも もう2年したら 15になるはず
せっかくなら うまいものいっぱい食べさせてくれる
成犬式 というのをやって欲しいもの

でもアタシは 人間と違って早く年を取ってしまっている。
でも食い気は 充分あるのよ。
色気は消えたけどー。

早朝 たたき起こされた。
何事かと思いきや 雪景色
アタシは目が見えないので 雪はわからないというのに
寒がりのアタシを引っ張り回して 勝手に喜んでいる。
困ったもんだよ。

寒中お見舞い申し上げます。

平成時代も どうも終わりになりそうな話が出ています。
次なる元号は どんなんやら?
小渕さんが色紙を手に平成と発表して
始まったばかりの時代だと思っていたのに
もうなのと思っている方も多いのでは。
どうせ変えるのなら
明るく争いのおこりそうにないやつにして欲しいものです。

寒い冬です。
暮らしやすい風土の塩津村と
この地で生まれ育った私は
そう信じ続けて69年、そう思っていたのです。
夏の暑さも暑いには暑いが
かつては避暑地として賑わったのを覚えている。
冬は冬で 雪も降ることも滅多になく
霜や氷も見ることの少ない温暖な土地柄と思っていました。

しかし 全国の若者が工房にやって来ては
暑い夏に閉口し
冬の冷たい風にズルズル、ゴホンとやっているのを見ると
どうやら手前みそな思い込みではなかったかと思うようになったのです。
今年も 4人塾生が入塾するも
やはり夏はバテリ 冬の寒さに身を縮めています。
やはりそうなのかと思うしかない。
極めつきは 娘の旦那は寒冷地北欧の人、
かつて初めて我が家にやって来たのが年末時期
我が家の大らかなすき間風に
鼻をズルズルしながら震えている。
まさかそんなと思いながら 早速に
ユニクロショップへ ヒートテックなる下着を
買いに走ったのを思い出した。
やはり寒いのかと首をかしげた。

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この冬も 思いがけず 雪が降った。
1日で その雪景色は姿を消してしまったが、
三河湾から吹く海風は
冷たいと今更ながら納得するばかりです。