fc2ブログ

如月です

遠い昔 縁側での日向ぼっこがとても好きだった。
その心地よさは自分のなまぬるい気持ちを
やさしく誘ってくれるのです。
2月の長く低い日差しは
子供の目には遠くからやってくる
特別なおひさまに思えたのでしょうか。
そとはまだ寒く
冬枯れ色ながら地に目をやれば
小さな芽吹きがいっぱいで
しっかりと春のはじまりを教えてくれていました。
ゆっくりのんびりと時折こっくりと

はかり知れない運命という思想が
あたりまえに人間を支配していた遠い昔は
きっとこんな時の流れを
感じ取っていたに違いないと思うのです。

さてさて私といえば 
ぼちぼち今年も動き出しますよ。
コロナのおかげで
中止していた塩津村の工房展の再開を考えています。
倉庫のようになってしまった展示室を大掃除、
ペンキ塗りと少しずつ準備を進めています。
暖かくなる4月にでも4年ぶりとなる春展が
できるといいかなと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

師走2022

12月短い一日の陽が沈む頃になると
寒空の下では 様々に工夫を凝らした
イルミネーションが賑やかです。
その中でもクリスマスの物が年々進化して
目を引くものになっています。
そして観る物の気持ちを不思議にゆすぶってくれます。
よその国の行事だった筈なのに
なんでこんなにも心躍る気分にさせられるのでしょうか。
子供にとっては遠い国への憧れもあり、
夢のような想像が広がったのでしょうね。きっと。

我が家のクリスマス、
古い話なので当然のことイルミネーションなどは無い時代です。
ラジオから流れるクリスマスソングを耳にしながら
夜になると冷蔵庫もなかったのに
どこからともなく苺ののったケーキが登場し
ローソクを灯すなどどうでもよく
兄弟3人していかに大きいやつを食べられるかと
切り分けられるケーキに目が釘付けになっていたものです。
まだ甘味を良く知らない頃だったので
特別な美味しさを口にした興奮でした。

プレゼントもスケッチブックに鉛筆とか
マンガ本とかとても地味な物ばかりでしたが
我が家ええは手放しでサンタさんに感謝したものです。
この頃はサンタのお役目もなくなり
忙しかったサンタのお手伝いが懐かしく思い出されます。

長月です

長野県上田市の鹿教温泉にある宿 三水館にて
毎年9月に展示会をやらせてもらうようになって
もう20年くらいになるでしょうか。
宿を作るお手伝いがご縁です。
展示会初日の夜には談話室を設けて
お客さんと夜な夜な雑談を楽しんでいます。
その中で美味しいケーキ付きで私の誕生祝いをしてもらっています。
当初は50代も半ばで仕事の忙しさに追われる日々でした。
おまけに我が家でも誕生日はスルーされがちな頃となっていたので
お祝いは気恥ずかしい思いをしながらも
ちょっぴリ心浮くひとときになったものです。
しばし仕事から離れて美味しい夕食で
お腹いっぱいの幸福を感じながら
ゆっくり露天風呂につかって
星を眺めながら 今までのこと これからのことを
考えてみる機会になりました。

話は変わりますが
風呂の話ついでに風呂の中で
ふと「9月になったのに」という曲を思い出したことがあります。
私が独立したばかりの心細い頃に
よく耳にした曲、薄暗い照明の下で
忌野清志郎が「相変わらずだよ・・・相変わらずだね・・・」と
声をしぼり出すように歌っていました。
それがどうしたという話ではありませんが
妙にしんみりと遠い昔話のように
思い出したというだけの話です。

信州鹿教湯 三水館にて

20220824182709c91.jpeg

20220824183018f16.jpeg

名古屋丸善での展示会

20220824181754aa3.jpeg

2022082418214340c.jpeg