にゃんぞうくん

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今年も鹿教湯の三水館展に出掛けた。
個展のためではあるが、この旅館にはいくつもの楽しみがある。
そのひとつに名物猫がいる。
風貌といえばそう じゃりんこチエに登場する猫のテツである。
いつも旅館のどこそこに居場所を見つけては どっかりと横たわっているのだ。
旅館に着くなり にゃんぞうは?と聞くと
事務所の置くに爆睡中だったのをご主人が抱えて連れてきてくれた。
ウオー!久しぶりとばかり頭をなでなで 首根っこをモミモミと
あいさつすると ニャーならぬ、ヌギャーゴとばかり 
じゃけんな声で「うるせーなー!なんだよー!」と相変わらず愛想ない。
まったく自己中猫であるが それでも このところ
気まぐれに人を見て 気が向くと擦り寄ってくることもある。

今回にゃんぞうくんには ビッグニュースがあった。
本に登場したのだ。 
今まで脇役での登場はあったものの主役ではなかった。
今回は立派に主役としての登場とあいなったのだ。
メジャーデビューである。

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逸見チエコさん企画編集の本
猫カフェめぐり
~あの猫に会いに旅しよう~
と サブタイトルがあり、
その本の表紙に そしてなんと本文のトップに
にゃんぞうくんが見開き4ページに渡って登場しているのである。
おまけに 
君がいてはじめて、景色は「風景」へとかわる 
などと褒め言葉をもらっているのだ。
表紙に写っている哀愁ただよう横顔も なんとも憎い。

ご興味のある方はぜひ 本屋さんで手に取ってみてください。

三水館に到着

 

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                  ------緑の中で深呼吸-------




三水館へ出発

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                     -----三水館に向けて出発直前の 木彫たち-----



にゃんぞうに 会いに行く

にゃんぞう1

巨体を大きく伸ばし これでもかというあくびを長々とする。
声をかけても おもむろに顔はおこすものの
面倒くさいといわんばかりの薄目で
ちょっと見たふりをするだけで
丸めた自分の体に顔を埋め寝息をたててしまう。
「ホラホラ」とチョッカイなんぞ出そうものなら
貫禄のしゃがれ声で「グギャオー!!」
これ以上ない怠惰なひと声が返ってくる。
この動じぬ姿には何様ぞと思えてくるがなぜか憎めない。

鹿教湯温泉は三水館の猫の話である。
名前は「にゃんぞう」
名に相応しい体格、風貌ではあるが
実は何を隠そうメス猫さんなのだ。
どうしてにゃんぞうの名をもらったか今まで聴くこともなかったが
なかなかの猫、三水館の主と言ってもいいくらいである。
三水館を訪れた方であれば 皆様にうんうんとうなずいてくれると思う。
このにゃんぞう、三水館の建設途中にぶらりとやって来たとか。
そういえば工事現場で見かけたような気もする。
三水館の居心地をいち早く動物的直感で見抜き居候してしまった。
三水館の一番乗りの客は実はこのにゃんぞうかもしれない。 

しかし旅館という仕事柄 館内には入れてもらえず
当初はもっぱら風呂棟の脱衣場が気に入って我が者顔をしていた。
ところが猫好きの宿泊客に甘やかされ
館内への出入りが黙認されてしまった。
そしてさらに大らかな巨体をはべらすことになった。
時には猫を好めぬ客も訪れる。
そんな時くらい気を利かせて自重してもよさそうなものなのに
注意もきかずおかまいなしにしているものだから 
時折ご主人にやさしく叱られている。

にゃんぞう2

三水館も5年が過ぎ にゃんぞうも一緒に歳を重ねている。
にゃんぞうに会えるのが楽しみで足を運んでくれる人も居るとか。
何という奴だと思うがやはり憎めぬにゃんぞうである。
これだけ話題にしてもきっとクシャミひとつせず寝息をたてている筈である。
猫の嫌いな方には申し訳ないと思うが
三水館に出向いた折には
にゃんぞうにもひと声かけてもらえうとありがたい。よろしく。

銀花

三水館銀花1

銀花3 銀花3

写真は 2006年 季刊銀花 冬号 P132~P144 より
三水館で撮影されたものです。