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棚に上げての話

 
棚に上げて1

紺屋の白袴とはよく言ったもので
我が家も御多聞にもれず木の仕事をしていながら
暮らしの中で必要な道具も作れるはずのものが
いつかいつかの言葉だけで今だに出来ず
試作品とかちょっと難ありというものたちで
間に合わせるという暮らしをしてしまっている。
情けない我が家の事情を書いても仕方ないので
我が家のことは棚に上げて進めます。
 
棚に上げて2

仕事柄 沢山の家を訪問します。 
子供さんの居る家庭で 食事風景を拝見することも多いのですが
その食卓で使われている器を見ると
大半が子供用に用意されたプラスチック素材のものが主流になっています。
古臭いようですが小さい子供さんに漆器を用意する家庭はまれのようです。
理由は様々ですが
「扱いが・・・高価でもったいない・・・」という話になることが多い。
食器棚には小物までが揃っているのです。
ただそれらは日常的というより来客用として用意されていることが多いのです。
「小さい頃から漆器などを使う生活をさせると
物を大切にする気配りとか扱い方を覚えて良いと思うのですが・・・」と
話を付け加えてくれます。
さらに漆のものに限らず
日常の中で物を大切に扱う気持ちの訓練は小さい頃が大切で
暮らしのひとつひとつが
丁寧なものになっていってくれることを願っているのです。
とても 安心できる話を聞かせてもらえるのに 
では、なんで・・・と考えてしまいます。
 
棚に上げて3

日本の風土には昔から知恵と工夫の居・食・住を通して沢山ありましたが、
一時古い昔の物のように置き去りにされてしまった時代に
職人さんの技術が独り歩きし過ぎたり
販売でウンチクという付加価値が付き過ぎたりして
日常的な道具であった筈の者たちが暮らしを離れてしまったような気がします。
大切に物たちと気持ちよく暮らせるために
作る人も使う人も販売する人も
皆今一度使う人の視点に立って人と物と時間の中で
暮らしの質がつくられていくことを考えてみたいものです。

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