デザインってなに?

デザインってなに?1

物を作り出す仕事に就いて
デザインって何だろうと素朴に考える頃がありました。
1970年頃で当時デザイナーの出現が目覚しく
カタカナの肩書きが勝手に価値を持ったかのように
ひとり歩きし始めた時代でもありました。
欧米の情報量が増えて日本のものが時代遅れで
古いもののように感じられた頃でした。

その頃私といえば伝統的とは言えないながら
木地師の仕事から木工に入り独立したばかりで
古い職人修行の中で育った私には
デザイナーという肩書きとその仕事には
脅威に似たものを感じたこともありました。
負けじとスケッチや図面を資料を片手に描いてはみたものの
手と身体から木の仕事に入った自分には
どうも しっくりこず 結局は古い修行の中で
身に付けた方法に戻って仕事をしています。

独立して間もない頃
パリの街をウロウロとしたときのこと
大坂万博でボランテイアをしていたという
日本びいきの青年に会う機会がありました。
スイス人でありながら
日本の風土と伝統文化に興味を持っていて
日本を2年半程 旅をしたというのです。  
そのときの見聞を 興奮気味に語ってくれたのです。
私は大きな衝撃を感じさせられながら
日本のすばらしさを とくと説教されたのです。
1971年5月の話で 私は20代前半で
日本の風土に特別な興味を持っていない頃でした。
それから30数年があっという間に過ぎてしまいましたが
彼の興奮してまで語ってくれた言葉に素直にうなずけるようになっています。 

でざいいんってなに?2

デザインって何だろうと改めて考えることも少なくなりましたが
スイス人青年の言葉を少し借りてあえて言えば
デザインのためのデザインではなく
「人間が風土で健康的に楽しく気持ちよく生活するために働きかける知恵と工夫」
その結果として生まれたものが
暮らしの質をよりよくするものでありたい。
新しいこと、便利なこと、人とは違うことを目指すことが
デザインであったり その目的ではないことだけは
間違えなさそうな気がするのです。 
風土に居るというなんでもないことが
実はなんでもなくないことに気付く 
作業の繰り返しがデザインそのものかもしれません。

はなと一緒に新年です。

はなと新年1

明けましておめでとうございます。
元旦の朝 毎年のようにお年玉袋を作るため
和紙を切っていて思い出したのですが
小さな頃は正月の意味もわからず
なぜかうきうき嬉しいものでした。
今の時代とは違って
わずかなお年玉をどれ程心待ちにしていたことか
ある時 さりげなく
お年玉は ほんとはお餅をいただくことだと聴かされて
ガックリと力を落としたものでした。

はな―新年2 はな―新年3

さて今年は戌年です。
我が家の愛犬はなも出番です。
2歳半になる真っ黒パグ犬です。
相変わらず落ち着きなく遊びと食い気で大忙しです。
昨年のはなは今流行の大殺界だったのでしょうか、
めげることの多い年でした。
でかい目玉を負傷し、治療のため
しばらく左目を開かないように縫ってしまい不自由をしたり
ロ-スハム状態の肥満を見かねて
ダイエットフードにしたのはよかったのですが
今度は痩せ過ぎで栄養補給の名のもとに
たんまり美食を召し上がってくれました。
そのほかにも・・・・。
本年もはなともども宜しくお願い致します。