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にゃんぞうに 会いに行く

にゃんぞう1

巨体を大きく伸ばし これでもかというあくびを長々とする。
声をかけても おもむろに顔はおこすものの
面倒くさいといわんばかりの薄目で
ちょっと見たふりをするだけで
丸めた自分の体に顔を埋め寝息をたててしまう。
「ホラホラ」とチョッカイなんぞ出そうものなら
貫禄のしゃがれ声で「グギャオー!!」
これ以上ない怠惰なひと声が返ってくる。
この動じぬ姿には何様ぞと思えてくるがなぜか憎めない。

鹿教湯温泉は三水館の猫の話である。
名前は「にゃんぞう」
名に相応しい体格、風貌ではあるが
実は何を隠そうメス猫さんなのだ。
どうしてにゃんぞうの名をもらったか今まで聴くこともなかったが
なかなかの猫、三水館の主と言ってもいいくらいである。
三水館を訪れた方であれば 皆様にうんうんとうなずいてくれると思う。
このにゃんぞう、三水館の建設途中にぶらりとやって来たとか。
そういえば工事現場で見かけたような気もする。
三水館の居心地をいち早く動物的直感で見抜き居候してしまった。
三水館の一番乗りの客は実はこのにゃんぞうかもしれない。 

しかし旅館という仕事柄 館内には入れてもらえず
当初はもっぱら風呂棟の脱衣場が気に入って我が者顔をしていた。
ところが猫好きの宿泊客に甘やかされ
館内への出入りが黙認されてしまった。
そしてさらに大らかな巨体をはべらすことになった。
時には猫を好めぬ客も訪れる。
そんな時くらい気を利かせて自重してもよさそうなものなのに
注意もきかずおかまいなしにしているものだから 
時折ご主人にやさしく叱られている。

にゃんぞう2

三水館も5年が過ぎ にゃんぞうも一緒に歳を重ねている。
にゃんぞうに会えるのが楽しみで足を運んでくれる人も居るとか。
何という奴だと思うがやはり憎めぬにゃんぞうである。
これだけ話題にしてもきっとクシャミひとつせず寝息をたてている筈である。
猫の嫌いな方には申し訳ないと思うが
三水館に出向いた折には
にゃんぞうにもひと声かけてもらえうとありがたい。よろしく。
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