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松明堂「文庫」展

文庫展

文庫本を使って 作品を用意することになった。
軽く返事をしたものの 読書家ならいざしらず
ろくに本も読まぬ人間の書棚は 寂しい限りである。
久しく触れることもなかった棚なので 当然埃にまみれている。
思い出したように二冊を取り出した。
一冊は寺山修司の「家出のすすめ」である。
ふとしたことから 読み始めることになった本であるが
鳥肌をたてながら 読んだことを覚えている。
もう一冊は全く違った本で、
灰谷健次郎の「兎の眼」である。
童話や絵本が好きなこともあるが
この本は教師の仕事をやめて
「ただのオッサンになる」と言って物書きに転じた
灰谷健次郎の視点に興味を持って読んだ本である。 
二冊とも20代に読んだ本で懐かしい。
今回この二冊の本に
ブックカバーと木でケースを作って参加したいと思っている。
参加者30人近く人間が
楽しそうなものをみせてくれそうな面白い企画である。

文庫本1 文庫本2



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