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桜製作所

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私の木の仕事は木地師の仕事が出発であった。
家具を作ってみようと考えたのは
20代の頃いくつかの椅子に出会うことからだった。
家具の中でも人間を受け止める道具である椅子には 
言うに言われぬものを感じ 私の気持ちを揺さぶるものだった。
興味を持った椅子は沢山あるが 
その内の一脚 東京の近代美術館にあった
ジョージナカシマ氏のデザインによるコノイドチェアーも驚きであった。
二本脚の構造でありながら 不安を感じることなく腰を降ろすことができる。
とても魅力的なものだった。

今年思いがけず そのコノイドチェアーを製作している工房から電話が入った。
香川県にある桜製作所である。
高松にある展示室で個展をしないかという話である。
7年程前に桜製作所の創業者である永見氏がご覧になり 
私の木彫を買入されていたのだった。

展示会の誘いもうれしい話であるが 
かつて興味を抱いた椅子を製作している工房の方に頭がいってしまった。
11月末から12月の9日までの会期で個展をお願いし 高松に向かった。
 
私は45年近く木の仕事をして来たが 
世話になった親方の言葉で 
他人の仕事場に自分の興味だけで立ち入るなと釘をさされていた。
従って 今まで他人の工房の見学を申し出たことはなかったが 
今回ばかりは図々しく永見氏に申し出てみた。
見学は快諾された。 
工房は60年になるという。
仕事ぶりの歴史が手に取るように伝わる工房である。
あこがれのコノイドチェアー他色々なタイプの椅子が製作されたいた。
工房内は どこに目を向けても
試行錯誤された形、道具、治具たちがぎっしりと詰まっている。
しばし無言で立ちすくすばかりであった。
工場見学の話は切りなく続いてしまいそうなので書かないが、
ジョージナカシマ氏の痕跡を残した工房に気持ちよく浸ったひとときであった。

最後に恐ろしい量の木材置き場に案内されたが 
かつてジョージナカシマ氏が
吟味して持ち運んだ木材たちが出番を待つように立ち並んでいた。
来年には工房の敷地にジョージナカシマ氏の記念館も建設されるという。
1974年にジョージナカシマ氏の描いた記念館の構想図も拝見した。
楽しみである。

創業者の永見氏は現在84歳でありながら今も現役で前向きな方である。
そして木のお好きな方である。
沢山の時間をいただき 感謝するとともに背筋の伸びる思いであった。
心残りを感じながら車に乗ったが 
見えなくなるまで見送ってくださった永見氏の姿勢を見て改めて頭が下がった。
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2007年―師走展

2007

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