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暑中お見舞い申し上げます。

夏の間 咽返る暑さの工房でしたが、 
南側の窓を二段に増やしたことで 
忘れかけていた海からの風が入りやすくなりました。

コピー ~ 07111415.CIMG7647

連日の猛暑ですが 風さえあれば快適な工房になりました。
勿論 動いて力仕事に入れば滝のように流れる汗です。
でもこの汗だくのヘトヘトのところで
好物のスイカにかぶりつく!!なんとも言えぬ至福を感じるのです。
苦手な夏ですが
スイカを食べることでなんとか乗り切っているという情けない話です。 

今年の初夏 不思議なことに工房前で蛍を発見しました。
蛍が姿を消して20年以上になるかと思います。
なんで突然と目を疑いたくなる光景でしたが 原因はすぐ解明しました。
昨年から工房前を横切るように道路が新設される工事をしているのです。
そのために用地として買収された田が放置されたことで
荒れた田の水溜りから蛍が姿を出したのです。
二度と蛍を見ることのできない環境になってしまったと
あきらめていたのに、
どっこい幼虫はちゃんと育っていたのだと蛍の根性に感服です。
このまま道路を作るのをやめちまえ!!と言いたい気持ちです。

7月に入ると蝉の鳴き声と同時に
赤トンボが申し合わせたように姿を見せてくれましたよ。


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小さなギャラリー

 暑い日 瀬戸内海を眺めながら山陽本線に乗った。
山口県は柳井市に向かっていた。
以前から ギャラリーを作ったら最初の展示会をと頼まれていた。  
ギャラリーの建物は写真で見ていたが
実物を見る機会なく展示会をすることになってしまった。

もより駅は山陽本線の大畠であった。
広島から乗り換えた電車は
小さく懐かしい駅を幾つも停車しながら走っている。
降りる駅も こんな駅であったらと
期待しながら風景を眺めていると周防大島が見えてきた。
IM000173.jpg
アルミ色のトランクと 帆布のカバンを確認し 降りる準備をした。
電車がホールに入ると 日焼けした子どもたちが走り出るように降りた。 
大畠の駅は懐かしい駅の姿だった。
海も近く まさしく瀬戸内の駅である。
大きくひと息して 改札に向かう階段を上がった。
踏み板も木である。
塗り重ねられたペンキ色が鉄錆色と触れ合って
なんとも時代を遡る感覚を教えてくれた。
そんな 気持ちに浸るのも 束の間
手持ちのアルミトランクが
ここの駅には似合わぬことに気がついたとたん身を縮めた。
ここの風景には皮革製の古いトランクか リュックサックが必要だった。
懐かしい風景を しばし楽しみたかったが
自分の出で立ちの失敗を悔いて そそくさと構内を出ることにした。

改札口に
ギャラリーの主人が迎えに来てくれていた。
ギャラリーは車で十数分のところであったが
瀬戸内に面したこのあたりは起伏が多く
車のクーラーを入れると坂道ではおぼつかなくなる程速度が落ちてしまう。
結局 窓を全開して走った。 
大畠は農家の多い土地らしい。
車で移動していると とても立派なつくりの家が目立つ。
緑に囲まれ どこも 小高い位置に建てられていて
庭にも 随分と手を掛けているらしい。

ギャラリも 近くなって 農道の小路をうねるように入ると坂道になった。
まさか・・・と 思ったが
そのまさかの小高い所にポツンと小屋づくりの家があった。
真新しく可愛い小屋であった。
以前は棚田だったこともあって周りは段差が付いて下に広がっている。
ぐるりと見渡すと
夏の緑の中に ポツリポツリと立派な屋敷の屋根と
手入れされている庭木の頭が見える。
ギャラリーの敷地には
幼い庭木たちが炎天下の中で辛そうに踏ん張っているのが健気だった。 

IM000172.jpg

ギャラリの名は「小さなギャラリー」である。
名のごとく 小さくて簡素なスペースであるが、
窓から望める青い空はとても きれいだ。
美味しいコーヒーを頂いて
ひと息してから飾りつけを済ました。

こうして一週間の展示をお願いすることになった。
初日は遠方からの来客に驚きながら
あっという間に帰る時間になってしまったが
どうしても 岩国の錦帯橋を観て帰りたかった。
海老崎棟梁が仕切った橋は
たおやかな弧を連ね とても 見事であった。 

帰宅は最終電車に飛び乗る時間になってしまったが 
時を重ね 使い続けられている駅と
江戸時代の技術に挑戦してできた錦帯橋を観ることができ
静かな人の想いと力を感じることができた。 

小さな おまけに 7月も後半だというのに
一日中うぐいすが鳴いてくれ 
夜には蛍まで 姿を見せてくれたのは 感激であった。
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