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2011 年 夏展

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工房塩津村のOG山下純子さん
東京の下町 谷中でいろはに木工所を元気でやっています。
今回 彼女の監修で本が出版されました。

「実のなる木で作るカトラリー」
彼女らしく身近な道具で作るカトラリーを紹介しています。

興味のある方は書店もしくは工房 塩津村にお問合せください。

2011年北欧の旅

暑い夏を逃げるようにして出掛けた北欧、無事に戻ることができそうです。
帰国の飛行機内の窮屈な座席で書いています。
スウェーデンのストックホルムに着いてから始まった2週間弱の旅でした。
いろいろなトラブルが重なり 

台風の直撃の中 出発できるのか!
 出発前日は 終日豪雨の中
 当日出発は台風の直撃の真っ只中 
 国内線はほとんど欠航というのに
 予定時間を大幅に遅れを出したものの離陸してくれたので ひと安心・・・
  
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その小さな安心もつかの間 出発の遅れで
ヘルシンキでの乗り継ぎ時間がなくなってしまい
最後の搭乗者となり セカセカ 走り込んで間に合ったのはいいが 
ストックホルムの空港を降りて

待てど暮らせど スーツケースが出てこない!!

カウンターにいる怖そうなおばさんにたずねてみることに・・・
話を聞くと どうも名古屋からヘルシンキでストックホルム行きに乗り換えたのは
3組らしく 他の2組もやはり荷物が届いていなかった。

乗客の乗り換えも時間が足りなかったが
荷物も当然時間切れで乗せられなかったということらしい。
仕方なく 滞在のホテルに見つかり次第届けてもらえるということで 
肩を落として空港を後にした。
到着の夜と一日目はなんと 着の身着のまま 
男の私はがまんできても 妻はもうなんてこったと怒り爆発!

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空港で次女と合流した。
次女はストックホルムに住んで3年になるので 心強い旅の案内人になってくれた。
出発からこんなトラブルで始まる旅行となってしまったが
毎日足を棒にして おまけに まめまでつくっては歩き続けることに・・・

ストックホルム 最初の見学先はグンナル アスプルンド設計の図書館
すばらしいのひと言に声も出ず 静まりかえった館内で
そこここを撫で回し 遠慮しながら 写真を撮らせてもらった。
旅行の目的は 次女に会いに行くことが一応目的の一番ではあったが
後は 建築や美術館 資料館 ギャラリーなどを中心に観て回った。

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ストックホルムに3日いて ノルウェイのオスロへ移動する予定をたてていた。
そこへ
オスロ出発前日 テロ事件 勃発!
テレビ 新聞で大騒ぎなのでオスロ市内に入れるか心配になった。
とても大きな事件だったが
幸い犯人も逮捕されたことで 市内に入ることができた。
しかし 空港も街もすべて厳戒体制
地下鉄も公共の施設などもテープがはりめぐされ 閉鎖されていた。

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娘の知人が車を用意してくれたので 移動が可能になり大助かりとなった。
さっそくわがままに ムンク美術館に向かった。
この美術館でも普段とは違って厳重な警備で
荷物は すべてロッカーに入れて入館した。
コンパクトな建物の美術館ながらとてもいい空間であった。
ムンクさんの作品にゆっくり対面できて良かった。
さすがに日本人は居ないと思っていたら 
妻が有名なムンクの「叫び」は英語で何と言うんだったかしら?と
英語のわからない私に質問を投げると 後ろから
それは 「scream!」 と日本語の回答があったのでびっくりしてしまった。
恐るべし日本人・・・

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その後 足を運んだ
オスロが生んだ天才彫刻家のグスタフ ヴィーゲランの彫刻公園も圧巻であった。

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お世話になったお宅は市内の中心部にあったので 散歩道の先に爆発現場があった。
窓ガラスは かなり離れたビルでも吹き飛んでいた。
近くの教会には溢れるほどの献花の山。
花を持った人の波が後を立たない様子だった。
街中が重たい空気で旅行気分で はしゃぐどころではなかった。
おまけにオスロは大雨警報がでていて 空気をより重くしていた。
オスロで楽しみにしていたサマーハウス行きが中止!
計画では オスロから3時間かけてバスでクラグラというところまで行き 
さらにボートを漕いでサマーハウスに泊まるという旅のハイライトが オジャンに・・・
代わりに 雨の中 
ノルウェイ手工芸博物館とバイキング船博物館 民族博物館に案内してもらい、
大変貴重な時間を過ごさせてもらった。

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次に向かったのが デンマークのコペンハーゲン
今度は何事も無いようにと願いながら移動した。
スウェーデン・ノルウェイ・デンマークと移動しているが
通貨がどこの国もクローネという単位でありながら
それぞれの国のクローネとなっているので 
レートがバラバラで 混乱してしまいそうだった。
その都度 3つのお財布と電卓の登場となった。

コペンハーゲンは一日市内をまたまた歩いて観光した。
最後閉館30分前に滑り込んだ工芸美術館はいい展示だった。

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次の日はヘルシンボリという町で開催されているアンティークフェアに出かけた。
この街で 鎌倉でギャラリーをされているMさんと合流し 
ここで もうひとつ大きな安心を得た。
かつてこの地域で 暮らしていたそうで 
今でも毎年一ヶ月程この地で過ごしているというので、第2の故郷との事、
古くからの友人も多く、こちらも歓迎してもらうことが出来た。
流暢なスウェーデン語で 親交を暖めている様子はとてもうらやましい光景だった。
そのMさんと交代するように
娘は友達の結婚式に出席するからとストックホルムに帰ってしまった。
Mさんの案内で バスタッドという小さな町のクラフトフェア、
それに海岸の町などを案内してもらい、
疲れるのも忘れて 相変わらず毎日歩き続けることになった。
夏時間で夜10時過ぎても明るいので 充分時間を楽しんでいる筈なのに 
とても短い時間のように思えてならなかった。

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帰りは コペンハーゲンに戻り飛行機に乗ることにした。
最後にまたまた ヘルシンキでトラブル発生!
飛行機の着陸が重なりチェックインの為の信じられない行列ができている。
はたして 間に合うのか?!!!!
出発時間が過ぎてもチェックインできず
またもや冷や汗をかきながら機内に滑り込んだ。

やれやれ お疲れさん。 
いろいろトラブルが起きましたが 無事帰ってきましたので、ご報告まで。 
旅行中の話は山ほどあります。
追って少しづつ 書いてみたいと思っています。