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新学期

コピー (7) ~ IM000105

今年 入学したばかりの一年生たちが 
大きめのランドセルを背に 列をつくって登校する季節。
その姿を横目で眺めながら 私は工房に向かっている。

4月の頃は 上級生の指示に顔をこわばらせながら 素直に従い、
お手本通りの集団登校をしているが 
5月に入ると その姿は少しばかり違ってきて、自由になっている。
大声を出す子 友達にちょっかいを出しては
列からはみ出す子やらで 歩道は狭くなる。
そして 上級生が一人前の大人気分で たしなめたりしているのが
妙に面白くみえてくる。
確かに 小さな一年生にとって
5・6年生の姿はしっかりとした大人に見えたものだった。
学校でも 上級生の教室を覗くのは、
大人の世界をのぞき見るような緊張があった。

毎年進級する度に 割り当てられる木の机と木の椅子。
どれもいっぱいの落書きやらキズだらけ、
天板に穴が貫通しているときもあったが、
どのときも 席が決まると 
机と椅子の風格にドキドキしながらも
早く馴染みたいと小さな背伸びをしたものだった。
木造校舎の中で
受け継ぐように使われた時代ながら
現代のスマートな道具にはない無骨な机と椅子、校舎の感触は 
今も忘れずに残っている。

今の時代、品質が良くても 味気ないものが多い気がしてならない。
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