2012年 ノリタケの森にて

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長月です。

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秋風に揺られながら 背伸びする稲穂、
その頭上を 出番とばかり 群をなして飛ぶ赤トンボ、
工房の周りも 水田は少なくなったものの
この季節には 黄金色に輝く秋の色を見せてくれる。

昼間の陽射しは まだまだ きついものの
夕方ともなれば そこそこの草むらから 
コオロギ、スズムシ、キリギリスたちが 昔と変わらぬ声で ひと呼吸させてくれる。
昔の風景とは姿を変えてしまったものの 
どっこい捨てたものでもないじゃんと言えることも 時折あり 小さな安心をする。

収穫前の稲穂を狙って 食欲旺盛なすずめたちも とても賑やかだ。 
この頃の田には カカシもなく のどかに稲刈りをする姿も見なくなった。
どんな小さな田でもコンバインがエンジン音を響かせてやって来たと思えば 
あっという間に切り株だけの田を残して帰ってしまう。 
すずめたちもこの時を逃してはと のんびりしていられないのだ、きっと。

時といえば 蒲郡の海辺にかつては 観光名所で賑わった所に 文学記念館がある。
大正、昭和に 川端康成、志賀直哉、山本有三、井上靖と
名だたる文人たちが愛した 常盤館という料理旅館があったが 
老朽化のため 三十年程前に壊されてしまった。
その跡地に建てられたのが この文学記念館だ。

この記念館の中に入ると 時の手紙というのを書くことができる。
五年先、十年先の自分や知人家族に宛て 手紙を書くというもの。
配達日までは 手紙を保管してくれ、その時期が訪れたら配達をしてくれる。

人にとって時間経過への思いは様々だ。
にとっての遠い五年、十年先もあれば年齢をかさねれば
あっという間に過ぎてしまう時もある。
私もあっという間の口であるが まだまだやってみたいことがある。 
五年、十年先の自分はどうも想像できない。
そんなことも考えると 自分も文学記念館にでも出向いて
ゆっくり 時の手紙でも したためてみたいものだと思っている。 
やはり 秋なのだ。

ハナの言い分

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9月も半ば 今年も暑い夏だった。
アタシのカイカイ病も完治することもなく 
相変わらずだけど それなりに慣れてしまった。
だけど カユさのあまり ついお腹や首を足でカリカリと引っ掻いてしまうのだ。
おかげで 柔らかな美肌も鮫肌になってしまい 人様には見せられない。
だから 小さな胸を痛めているのだ。
そんでも わがままを言わず工房の番犬役もやっている。
ご褒美もんでしょ。 
それから ダイエットの効果で 
暑さにもヘロヘロになることもなく過ごせた。
アタシも我慢強くなったのだ。 

工房では 午後の休憩時間がある。
アタシにとっても楽しみな時間なのだ。 
工房には 海からの風が うまい具合に吹き抜ける場所があり 
目をつむれば避暑地そのもの。
ここで皆からおやつをせびるのだ。
こう言うと 何とも惨めな話に聞こえそうだけれど
アタシは食い意地優先なのだ。
何でももらえる訳ではないが 
夏には スイカ、氷、
とっておきは 毎年 岐阜の高山からやって来る 格別な桃なのだ。
毎回アタシは 狂ったように むしゃぼり食うのだ。
口に入るのは グルグルにむかれた皮の方だけれど 最高だ。 
こんな美味しい桃を贈ってくれる人の仕事は ちゃんとしてほしいものだ、
来年のためにも、アタシのためにも!

三水館にて

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