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文月のたより

コピー ~ 11121420.CIMG4166

スイカの季節がやって来た。
夏の苦手な私は いつの頃からか スイカに救われている。
汗だくの暑い日 口カラカラに渇いた時
(三河では 喉が渇くことを 口が渇くと言う)
笑うとお腹が痛くなる程 ほうばるのがいい。
口卑しい話だが 夏にはこれに勝るものはないと思っている。 
子供の頃 スイカが我が家にやってくると 
先ずお仏壇の前にお供えしないと食べてはいけないことになっていた。
大きなスイカが お仏壇の前に並んだ時は 心まちも ひときわだった。
そして スイカがまな板に乗ると
包丁の動きをじっと睨みながら
大きそうなのを目ざとく見つけ すかさず手を出しては叱られたものだった。
半世紀以上も前になる話だ。

懐かしいといえば 先日配達に行ったときのこと、
家具を納めた部屋の本棚で 懐かしい赤い表紙の絵本を見つけたのだ。
あまりに懐かしく つい 手にとってしまった。
ヘレン・バンナーマンの [チビクロサンボ]の絵本だ。

コピー ~ 13070303.CIMG8795

この本、私が小学校1年生の2学期のこと 
読書感想文を書くことになり この本を選んで書いた。
そして なぜか校内放送で 読むことになった。 
木造校舎の一室にあった 細長い放送室に連れていかれ
生まれて初めてのマイクロホンに向かって
ガチガチ震えながら 読まされたのを覚えている。 
担任の小笠原先生の元気よく読みなさいという 言葉に応えるように 
大声を張り上げ 読み始めると 
突然 背後から先生の羽交い絞めに合い 放送中断となった。
マイクロホンの前では
普通の声で読めば大丈夫だからと念を押すように耳元で忠告してくれた。
と言うやり直しをして放送を終えたのだった。 
この本 その後 人種差別とかで問題になり しばらく姿を消してしまったが
私を童話や絵本好きにしてくれた本でもあったのだ。
懐かしい本をそっと開いてみたら とてもとても昔の忘れていた匂いがした。 

数日後 そのお客さんから礼状と一緒に
新しい[ちびくろさんぼ]の本が送られてきた。
何かを取り戻したような気分になれて とてもうれしかった。
新しい匂いを持ったチビクロサンボの本は 私の書棚におさまっている。
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