木の話

 
木の話

樹木の問題がとりざたされることの多い今日、
あえてなんで木の仕事なのかと問われると、
返す言葉もなく思いあぐねいてしまうものです。
人間の勝手な理由づけであれば、いくらでも言えてしまいますが、
そのどれも嘘っぽくて困り果てます。
樹木たちは人間たちに 思いやりがあって枝葉を繁らせ、
美しい景観をかもしだそうとしている訳でもなく、
当然その大木を切り倒して人間の都合と努力などで、
便利な姿になるとは思えません。
板材や角材になってもなお勝手に伸縮もし、
呼吸をしながら誰のためでもなく樹木自身があるがままの己を貫いているのです。
残念ながら、
こうした樹木の生態が結果として環境に寄与し恩恵を与えてくれているのです。
 
声もなく黙々と己の生存をつないでいる樹木の姿を見ていると、
私が私がという口数の多い人間は、
もう少し見習わなくてはという気持ちにさせられます。
今年もまた反省や見習う気持ちと、口数の多い自分が葛藤します。

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