ワークショップ

2月は今年も銀座教文館での展示会です。
毎年この展示会は会期が長く
沢山の方が足を運んでくださり 楽しみな会場のひとつです。

この会場では 会期中2回のワークショップを開催しています。
毎回違う内容のものを試みていますが
今年は「サイコロ版画を楽しむ」と題して
4�5�立方体のサイコロ状態の角材を用意し
その立方体の6面を版木に細工し
いろいろ位置を変えて重ね摺りを楽しみます。
とは言っても このワークショップにはサンプルもなにも用意しません。
道具と材料、作業台を渡すのみで さあどうぞとやります。
初めて参加する人などは え!!とばかり驚きます。
何をしたらいいのとうろたえるばかり・・・

コピー ~ 09052317.R0012112

一般的なワークショップといえば
面倒見よく見本があり
手順などが書かれたプリントなどが渡されることが多い。
だから お手本よろしくと工程に添って
作業順序を進めることになりますが そうはいきません。
私がワークショップを企画する大半は
不親切にサンプル無しの場合が多いのです。

今回の版画も 初めての方は
先ずは下絵を・・ということになるのですが そんなことは考えもしません。
こちらで準備しているのは
木づちと台、それに釘やらノコギリ刃の折れたもの、木ねじ、ボルトです。
こんな物で何を始めるのかと不安な顔をされる。
「さあ、やりましょう」と台の上に版木を乗せて 
おもむろの外見をしながら 
木ネジや釘を版木に押し当てて
あとは木づちでトントン打っては版木の表面にキズを付けていくのです。
勿論 作意など何も考えずに
先ずはキズをいろいろな金物を使って付けます。


適当なところで ローラーでインクを付けて和紙に摺ってみます。
こうして 色を変え位置を動かして重ね摺りをすることで
思いもかけぬ摺りあがりを発見することになるのです。
上手とか下手とかいう問題ではありません。
このとっかかりの作業工程をやって見てもらうことで
後はもう参加者全員が
なる程これなら誰でもやれそうとトントン摺り摺りを繰り返します。

3時間そんなことを続けても 止まる気配なく皆まっしぐらです。
「もう時間ですよー!!」と声をかけても
耳に入れてもらえず 時間延長となってしまいました。
皆さんそれぞれの達成感にひたりながら ニンマリと引き上げてくれました。
やれやれでした。

次回のワークショップは26日です。
20名定員のところ断りきれず26名の参加者になってしまいました。
毎回ワークショップの時には
助っ人に東京で独立して
いろはに木工所をやっている山下純子さんをお願いしていますが、
それでも大忙しです。