長月です。

今年も 夏休みはまったくとれず 
楽しみのスイカをお腹いっぱい食べながら動き続けてしまった。

昨年からやっている工房改装も 情けないながら
中断のままで 大変なことになっているので 話題にしないようにしている。
とりあえず 目の前の仕事に忙しくすることにしている。
地元の同級生が時折工房を覗くことがある。
孫の手を引き 楽しそうにしながら「まだ仕事 頑張ってんだ!」 と
感心した口調で声をかけてくれるが こちらはなんとも複雑な気持ちになるだけだ。
他からも 「もう好きなことだけ のんびりやればいいのに!」と勧めてくれるが
そりゃあ 俺だってと思いはするが
断れない性格が つい色々と入ってくる相談に
他人の口のように ハイハイ何とかしましょうと応えてしまい 
結局は身動きできない忙しさを増やしてしまっている。
どうも健康で動き続けるしかなさそうだ。

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40年も前の話になるが 
東京は中央船沿線にある吉祥寺駅近くで 塩津村のショ-ルームを始めたことがある。
私の木の仕事を関東に向けた第一歩だった。
駅前には まだ戦後のヤミ市を思わせるようなバラック造りの店が
軒を連ねていて 楽しい買い物ができた。
他にも ライブハウスが幾つかあり
駆け出しのミュ-ジシャンが怪しげなライブをしていた。
井之頭公園も 朝早起きして散歩すると とても気持ちよかったのを思い出す。
そんな吉祥寺の東急デパート裏の路地で
ワークショップ塩津村の看板を トチの木を彫って取り付けた。
ショールームには 好きな絵本を沢山展示していた。
木の遊具からテーブル、椅子、チェスト他 木の物も多く展示したつもりながら
絵本屋さんと勘違いして入ってくるお客の多かったこと。
また その頃は木工志願も多く
沢山の木工を目指す若者や木工マニアおじさんが 訪ねて来た時代でもあった。

それから40年吉祥寺の町も随分と様変わりし 若者の町になっている。
ショールームだった木造の建物は
今は無く コンクリートのビルとなっている。
木工志願者も 今は 学校や木工塾も増えて来たこともあり
昔程の訪問者の数はなくなってきている。
塩津村の木工塾でも 若者が独立を目指して頑張ってくれているが 
これから60代、70代と 
楽しく続けられる木工をして欲しいものだと願っている。

その塾生たちの発表の機会 「秋展」は              
10月12日(日)~19日(日)に 
塩津村の工房展示室にて
開催予定です。